一匹獅子

rusou2007-03-26

瑠蒼の入り口付近には、たくさんのシーサー達が並んでいます(^^)
大きいものは1体でどっしり構えているのですが、そんなシーサーを見たお客様によく聞かれることがあります。
それは、「シーサーって1体でもいいの??」ということ。


今は2体で、開口のものと閉口のものが対になっているシーサーが多いですが、実はもともとシーサーは1体だったんです!
屋根職人が赤がわらの屋根を作ったあとに、残りの漆喰(瓦と瓦をくっつける素材)を使ってシーサーを作り、完成した屋根の上に1体置いていたようです。
それが近年コンクリートの家が増えてからは、門柱に置くようになり、2体のものが増えていったんですね。
ちなみに2体のシーサーは、開口したものがオス、閉口したものがメスといわれていますが、口を開けた姿が男性的で、威厳が高く強そうに見えるというのが理由のようです。
ただ、オスメスの区別には諸説あり、一概には言えないそうですが。。
実際は、本来のシーサーにオスメスの区別はない、というのがどうやら正解のようですよ(><)
もちろん職人さんによってはオスメス区別して作ってらっしゃる方も多いですし、今は開口しているのがオス、というのが一般的なようですo(^-^)o


石垣では門柱のシーサーをよく見かけますが、竹富島に行くと屋根獅子をたくさん見ることができます!
屋根獅子は、門柱の2体のシーサーとはまた違う良さがありますよね★
かわら屋根の上で1匹、静かに鎮座しているものや、ガッと睨み付けているもの。。
一匹狼ならぬ、一匹獅子??孤高のシーサーといった感じで、なんだかとってもかっこよく見えてしまうのはわたしだけでしょうか。。f^_^;
特に古い家のシーサーなんかは、幾度となく雨風、台風に耐えてきたためか、貫禄があって思わず見入ってしまいます(>_<)


瑠蒼の1体で置いているシーサー達も、とてもこだわって作られたもので、その眼光の鋭さが職人さんの技を感じます!
その力強い佇まいで、1体でも十分におうちを守ってくれますよ(^O^)/




八重山情報はこちら↓ 沖縄離島情報730
石垣島ニュース

http://ishigaki.cc/yaeyama-town/index.shtml

八重山のお仕事をお探しならこちら↓

http://www.tanoshigoto.com/